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代償分割金を準備するための相続対策

代償分割

遺産を保存し相続人間の不公平をなくすための分割方法

 分割が難しい財産を受け取った相続人が他の相続人に相応の金銭などを支払うことを代償分割と言います。
例えば妻と同居している長男家族に財産のほとんどである自宅不動産を相続させる場合や、事業の後継者である長男に自社株式を相続させる場合などです。
遺産のほとんどがこのような性質のものである場合、それだけで法定相続分を超えてしまいます。
換価分割のように資産を売却して現金を分けるということであれば問題ありませんが、現実それが難しい場合が多々あります。

このとき相続対策という点からみると、他の相続人に相応の金額をどう支払うかという問題があります。
多くの遺産を相続する相続人に代償金相当の手持ちの現金があればよいですが、ない場合に支払いができず困ってしまします。

代償金を用意するために行う相続対策

実際の相続コンサルティングでは、例えば以下のような対策を組み合わせて準備します。

1.大きな不動産であれば、分割しやすいように小さな不動産に組み替えておく。
2.生命保険に加入しておき、その死亡保険金を代償金支払いの原資とする。
3.会社であれば死亡弔慰金や死亡退職金の制度を作り、後継者が受け取れるようにしておく。
4.不動産を担保にローンを借りて現金を作る。

相続対策はすぐにできるものもありますが、大抵は時間をかけて準備する必要があるものです。
上記の対策は一例ですが、実際の相続対策の現場では準備する内容も各家庭の事情によって様々です。
このため、あなたとあなたの家族が皆元気で良い関係のうちに相続対策を考えていく必要があります。

参考になる記事
・相続対策として役に立つ生命保険3つの使い方
・換価分割と代償分割の違い、相続対策
・法定相続と遺留分

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